ジャンクフードとスイーツをひかえるための対策

できるだけストレスをためず、より確実にジャンクフードとスイーツをひかえるための対策を紹介しています。

ジャンクフードとスイーツを我慢するのは不健康?

「ジャンクフードやスイーツは身体にとって不健康だからひかえよう。」
と言われても、すぐに納得して実行できないかもしれません。

「ジャンクフードやスイーツを我慢すると、ストレスが溜まるからかえって不健康だ。」
こういった意見もあるからです。

スイーツ(クレープ)を食べる女性

しかし、ジャンクフードやスイーツを食べると、ストレスが解消されるどころか、逆にストレスがたまるという話もあります。

煙草が値上がりし禁煙が話題ですので、煙草がストレスの解消どころかストレスを溜める原因だということはよくご存知だと思います。

煙草を吸ってからしばらく時間が経つと脳がまたニコチンを欲しがります。ずっと吸いっぱなしでいる訳にもいかないので、ある程度の我慢が必要です。脳が上手く働きません。これによってストレスがたまります。

煙草がストレスを解消してくれると誤解して始めてしまった方もおられますが、
そうではなく、煙草そのものが作り出した禁断症状を煙草により緩和しているに過ぎません。
アルコールもそうですが、そのほかの非合法な麻薬などへの依存も同じようなカラクリです。

実は、ジャンクフードやスイーツを食べたときも、麻薬と似たような脳の反応がおこり、依存をひきおこしてしまうそうです。

依存のサイクル

普段からジャンクフードをあまり口にせず、依存していない状態であれば、
強く食べたいとは思いません。
なので、強く我慢する必要もありません。

依存から抜け出す期間だけ、一時的にストレスがたまるかもしれませんが、長いスパンでみれば、ストレスもためず、健康的で、肥満も解消でき、美容にも利く食生活が送れます。

さて、ジャンクフードやスイーツをひかえた方が良い理由を確認して、モチベーションを高めてもらったところで、
これから具体的な対策案を紹介していきたいと思います。

その前に、ジャンクフード、スイーツの駄目なところ10項目でもより詳しく確認しておくと更に良いかもしれません。

お残しは許しまへんでは許しまへんでの精神

食堂のおばちゃん

食べ物を残すのはお行儀が悪い。
確かにそうなんですが、お行儀を良くしなければならない所でなければ、腹八分目になったら残しましょう。

カロリーが高いジャンクフードを満腹になるまで食べてしまうのはよくありません。また、ジャンクフードでなくても1食でたくさん食べてしまうのも、ジャンクフードへの依存を引き起こす可能性があります。

家であれば、とっておいて後で食べることができますが、外食ではそうはいきませんね。

もちろん、お腹の様子を見ながら少しずつ注文して食べるなどの工夫が一番良いのですが、それでも思った以上に早い段階で満足することもあります。

食べ物が満足に手に入らない時代なら「勿体無いから」という理屈も通りますが、むしろ油断するとすぐカロリーをとりすぎる環境で、残してたまるかと無理矢理食べたところで、健康を損ねるだけで誰も得しません。むしろ病気になって周りに迷惑をかけてしまいます。

自分で作って充実感で量を補う

お菓子やジャンクな料理を食べたいとき、自分で作ることによって、少ない量でも充実感、満足感が得られます。

ただし、予定外にドカ食いしてしまう可能性がありますので、まとめて2食分以上作ったりしないように気をつけましょう。
少ない量に手間をかけてください。

自作すれば、どれだけ糖分や油を使っているのか目で確認できます。
特にスイーツですが、普段コーヒーに入れるお砂糖の量でもちょっと気になるのに、本当にとんでもない量を使います。

洋菓子、菓子パンは、種類によっては砂糖だけでなく油脂の量が物凄いです。
自分で作れば、もう手軽に買えなくなるくらいのショックを受ける場合もあるかもしれません。
売っているものは大体自作したものより更に甘いので、おそらく砂糖の割合が一般的なレシピより多いのかもしれません。

お菓子のレシピに、ホットケーキミックスとよく書かれていますが、ホットケーキミックスを買うのではなく、
1回ごとに必要量のホットケーキミックスを小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーを混ぜて自分で作る方が、砂糖の量を把握できて、充実感が高まり、あえて手間をかけることもできるのでおすすめです。
自作ホットケーキミックスの方が安上がりでもあります(この記事の方向性からいって、お菓子の材料を安く買えることがあまり良いこととは言えないのですが)。

レシピ通り作って十分甘いと感じれば、次からはレシピより砂糖の量を減らすこともできますし、どのスイーツが、少ないカロリー、脂質、糖分で一番自分の満足感を満たせるのかも発見できます。

個人的には、砂糖を生地の材料として混ぜると分散するせいか、入れた量の割りに甘く感じない気がします。
砂糖はかなり少なめに入れて、あとでジャムやはちみつ、シロップなどを少しつけて食べる方が少ない糖分で強い甘味を感じられると思います。

安いジャンクフード、スイーツ = お得とは限らない事を知る。

ジャンクフードは基本的に安く買えます。なので、節約のつもりでよく食べる人もいるかもしれません。

しかし、結果的には不健康になって、近い将来、医療費がかかったり寿命を縮めたり、ダイエットに苦労したり、お金やお金以上に大切な時間を浪費することになります。

お菓子も安く大量に買えるものを選んでしまいがちですが、同じことです。一時の安さに惑わされないように気をつけましょう。
安い低品質なパーツをとりつけてマシンを故障させてしまっては大損です。

なので、お菓子に関しては高級志向で良いと思います。
添加物が少なく手作りのものは少量で高価ではありますが、長い目でみれば将来の医療費を減らせるので、結果的に節約にもなります。

細かいことにも配慮しよう

お菓子の置き場所

お菓子を置く場所を工夫しましょう。すぐ目につく場所はよくありません。すぐ目につくところにお菓子を置いておくと、食べたいと思うきっかけを増やしてしまいます。

台所や自分の部屋、居間など自分の生活スペースから少し離れて、出すのも少し面倒だなと思うところにしまいましょう。

食べたいと思うきっかけが少なければ、その分、我慢するストレスや依存、意に反して食べてしまった自己嫌悪からも開放されます。

お徳用は買わない。

そもそもジャンクフードやお菓子のストックなんて置かずに食べたい時に、1回で食べる量だけを買うのが一番良いです。

なので、お徳用サイズを買わずに少量でちょっと割高に感じるものを買いましょう。

小さくて、なおかつ1個ずつ小さい袋に入っているものは更に良いです。

家族や同居人とジャンクフード、スイーツに関するルールを作る

  • 頼まれない限り自分の分だけ買う。
  • 好物や滅多に手に入らないものであれば本人が欲しいか確認してから買う。
  • 自分の分はそれぞれが自分の決めたスペースに置く。(多めに買っても誰かが食べてくれるという状況を防ぐため)
  • 余計なものを食べ過ぎているようだったらお互いに指摘する。
  • 健康診断の結果を見せ合う。

このようなルールがあると、自分では食べないようにしていたのに、人が買ってきたものをありがたく頂戴するはめになるということを防げます。
また、家族を不健康や肥満におとしいれてしまうということもありません。

最初は冷たいような印象を受けるかもしれませんが、スイーツやジャンクフードを買ってくるばかりが、愛情表現ではありません。
健康的な料理を作ってあげるとか、健康をきづかってあげるとか、その方がきっと家族にとっても良いはずです。

家族でジャンクフードのルールを話し合いましょう

この例のようなルールは、食べないことを強制する訳でもないですし、頼めば買ってきてもらうことも出来ます。

それぞれが自分の健康に気を遣おうかなと思った時に、周囲から邪魔が入りにくくするためのものです。

ジャンクフード、スイーツのメリットとデメリットのバランスを考えるべし

テレビや雑誌の紹介、ネットでの広告などではメリットばかり説明されることが多いです。
本来は太る原因になるのに、一部の成分のみ強調してダイエット薬のような効果があると誤解してしまいそうな紹介の仕方もあります。

身体に良い成分が添加されていれば、そこだけ見れば良さそうです。
しかし、全体のバランスや、摂取できる栄養成分とカロリーを考えると、ジャンクフードやスイーツは圧倒的にデメリットが勝ちます。

特定の要素、ピンホイントで見るのではなく、食事全体のバランスとしてどうなのかをよく考えてみましょう。

やっぱり運動!

前回の記事でも運動をおすすめしましたが、
運動にはジャンクフードの悪影響を減らすだけでなく、食べたい気持ちを抑える効果もあります。

ジョギングでカロリー消費!

運動をすることによって、肝臓や内臓脂肪から糖が生成され、血糖値が一時的に上昇します。
その結果、空腹感がまぎれるので、余計な食事をとることを防ぎます。

カロリーも消費できるし、食事前に運動しておけば、食べすぎも防ぎ、摂取した栄養を体脂肪でなく筋肉などに送ることができるため、健康維持やダイエットにとても効きます。

そのほかにも、運動には幸せを感じる脳内伝達物質のエンドルフィンを増加させる働きもあります。ストレス発散の方法をに食べることから運動に変えれば良いのです。

運動ってそれなりに大変ですよね。その分、
「こんなに頑張ったのに、それを無駄にするなんてちょっと気が引けるな。」という気持ちが出てくることも多いので、自然とジャンクフードを控えるようにもなります。

趣味を持つ

心が充実していると過食を防ぐことができます。

ただし、テレビ、ネットサーフィン、漫画などを楽しんでる最中はついついお菓子などに手が伸びちゃう人も多いのではないでしょうか?

少し頑張る系の趣味が良いかもしれませんね。ちょっとストイックに資格や英語の勉強をするとか・・・。

資格勉強で気持ちを引き締めて生活習慣を整えましょう

作業に集中してる時はたくさんお菓子を食べてしまうこともないので、手を動かす趣味は特に良いです。
運動を趣味にするのも良いですね。

食べ歩きが趣味だという人は、食べ歩きの頻度を減らして、栄養バランスが良くて美味しい料理作りに変えてしまいましょう。

生活リズムと睡眠

睡眠不足の脳は、糖分や脂肪分の多いジャンクフードを、通常より魅力的に認識するようになります。

快眠することによってジャンクフードやスイーツへの欲求を抑えましょう。

快眠にはきちんとした生活リズムが必要です。

生活リズムを整え、決まった時間にきちんと食事をとることによって、
無駄食いを減らせます。

タンパク質食品をきちんととる

オーストラリア・シドニー大学のAlison Gosby 博士らの研究によると、タンパク質が不足した人はスナック菓子を食べ過ぎてしまうそうです。

研究では、甘いものではなく、チーズ風味などのスパイスや塩気のあるものを好んで食べる傾向にあるということでした。

つまり、タンパク質が不足すると、お肉やその他のタンパク質食品に似た風味のお菓子で代用してしまうという訳です。

しかし、スナック菓子には油、塩分は含まれていてもタンパク質は十分に含まれていないため、カロリーオーバーするばかりか、栄養バランスも崩してしまいます。

タンパク質をきちんと摂取してスナック菓子をひかえよう

ささみや、その他の肉の赤身の部分、お魚など低脂肪高タンパク質な食品をきちんと食べて、栄養バランスを整えることによって、スナック菓子への欲求を抑えましょう。

また、タンパク質は血糖値を安定させる働きもあるので、きちんと摂取すれば、不足した場合より長時間空腹をやわらげることもできます。