自宅で腹筋を鍛えるなら腹筋ローラー

自宅で腹筋を鍛えるなら、確かな効果で腹筋の筋トレ器具として定番になりつつある腹筋ローラーがおすすめです。

腹筋ローラーとは

腹筋ローラーと著者腹筋

腹筋ローラーは腹筋を効果的に鍛えることができる筋力トレーニング器具です。

エクササイズローラー、フィットネスローラー、アブホイール色々な呼び方がありますが、ここではわかりやすく腹筋ローラーとしておきましょう。

腹筋ローラーは見ての通りローラーに軸をつけただけの簡素な器具で、元々通販のダイエット商品としてブームになったものです。

しかし、意外にもこれは本格的な腹筋トレーニングに使えます。もちろん中高年の方や女性にもおすすめです。

腹筋のベンチプレス?

例えば、胸の筋肉を大きく発達させたい場合、胸を中心に大きな負荷を扱えるベンチプレスを中心にトレーニングすることが有効です。

ベンチプレスは多関節種目であり、補助的に胸以外の筋肉も使いながら胸に大きな負荷を集中させます。

腹筋ローラーは腹筋を中心に大きな負荷で鍛える多関節種目で、胸でいうベンチプレスにあたる種目なのです。

腹筋運動といえばシットアップがありますが、これは逆に腹筋が補助で、股関節の筋肉を鍛える動作の筋トレなので、腹筋ローラーを使って鍛える方が腹筋には効果的です。

腹筋ローラーの使い方

腹筋ローラーの使い方は、腹筋に意識を集中しながらローラーの軸を持って前後に転がすだけで、動作自体はとても簡単です。

しかし、最大限の効果を得るためにコツを知っておきましょう。

腹筋ローラー使用方法・スタートポジションの図 腹筋ローラー使用方法・中間ポイントの図 腹筋ローラーの使用方法・フィニッシュポジションの図

【1】体重をローラーに常にかける

これが出来ていないとなかなか効きません。ただし、自分にとって負荷が強くてコントロールできない場合は、あまりかけ過ぎないようにしましょう。止めることができず床に顔を打ち付けてしまう可能性もあります。

【2】背中を丸める

背中を反ると腰を痛めやすく、また最初のコツである体重をローラーにかけるということもできなくなります。伸び切るまではなるべく背中を丸めてください。

【3】適度なスピードを保つ

速過ぎても負荷が抜けてしまうし、遅すぎてもリターンの時の負荷が弱くなります。

  • 筋力が足りない場合は無理に進まず、中間ポイントあたりで戻りましょう。無理をするより、十分コントロールできる範囲で前後した方が効果的です。
  • 顔を上げると背中を沿ってしまうので、顔は必ず下を向くようにしましょう。
  • 床に直接膝をつくのは痛いので座布団かマットを敷いてください。