BMI計算ツール

BMI計算ツールを使って自分のBMIを確認しましょう。BMIとは何か?ということや、BMIの問題点についても説明しています。

自分のBMIを知ろう

BMI計算ツールで自分のBMIを確認してみましょう。

BMI計算ツール

cm kg

BMIの比較

標準
22.5
あなた
22.5
標準のBMIのグラフ画像 ユーザー基礎代謝量のグラフ画像

体重の比較

標準
56.25kg
あなた
56.25kg
標準体重のグラフ画像 ユーザー体重のグラフ画像

BMIとは

BMI(ボディマス指数)は身長と体重を基準とした肥満度を表す数値です。

BMI計算式

BMI = 体重(kg)÷身長(m)の2乗

身長がm(メートル)ということに注意してください。

体重が65kgで身長が175cmであれば、65÷(1.75×1.75)=約21.2となります。

BMIの数値による肥満度の基準は、国や団体によって違い、日本肥満会ではBMIの数値が22の場合を標準、25以上を肥満、18.5以下を低体重(痩せすぎ)としています。

また、BMIの数値が22になる体重を、「理想の体重であり病気になりにくい標準体重」とする考え方がありますが、特別に筋肉質な体格でない場合、この標準体重は見た目がややぽっちゃりになる傾向にあります。

標準体重計算式

標準体重(kg) = 身長(m)の2乗×22(BMIの標準値)

※BMIの計算式と同じく、身長がm(メートル)ということに注意してください。

BMIの問題点

BMIは簡単に計算できるため、親しみ易い基準であり、実際に日本では医療の現場でも健康診断や健康管理などに多用されています。しかし、ある程度の目安にはできますが、問題点もいくつかあります。

BMIは体脂肪率などの体つきの違いに未対応

まず、BMIは身長と体重のみから計算しているため体脂肪率は考慮されていません。なので、現代に多い「筋肉が少なくて脂肪が多いため、体重は普通程度なのに肥満の人」が、BMIの数値では「標準~痩せ体型」と判定されたり、逆に肉体労働やスポーツをしていて「脂肪の少ない筋肉質な人」が、実際には平均よりも健康体なのに、体重の程度によっては肥満と判定されたりすることがあります。また、メタボリックシンドローム、骨密度、骨格の幅が大きい人などの基準としても不適当になってしまいます。

鏡で見る自分の体型が最も現実的?

BMIの数値が低く出るタイプの隠れ肥満の場合は、大体は見た目でお腹が出てるとわかる「メタボリックシンドローム」やその予備軍なので、実際の自分の肥満度を知るためには、結局は鏡で自分の体を確認する方が手っ取り早かったりします。また、血液検査の中性脂肪値もある程度参考になりますし、非インピーダンス法の正確な体脂肪計も参考になります。

ただ、市販されている一般家庭やジムなどの施設に置いてある体脂肪計はインピーダンス法が採用されていて、数値自体はあまり参考にならないものが多いです。また一般家庭に置いてある体脂肪計の場合は、自分の身長などを登録しておいて、測った体重と合わせて計算し、インピーダンス法とBMIの数値の双方を参考にして算出している場合がほとんどなので、BMIの数値と同じく参考にはならない事が多いです。鏡で見れば明らかに肥満と自覚できる人が、安心するためにズレた数値を過信していては元も子もありませんね・・。

身長の高い人は要注意

BMIの計算式は、身長の2乗で"割って"計算していますが、実際は縦、横、厚みで考慮する必要があるので、体重は身長の3乗に比例します。つまり、「BMIの数値は、身長が高くなれば高くなるほど、妥当な割る数より小さくなってしまう分、結果が大きく出過ぎてしまう」ということになります。男性で85cm以上、女性で90cm以上と身長に関係なく統一されてしまっているメタボリック症候群の基準に比べればマシですが、これもBMIの問題の一つといえるでしょう。

このことから、身長の高い人はBMIの数値を基準として、体重を落としすぎると不健康になってしまう可能性があると考えられます。さきほどの計算ツールで算出した「BMIを基準にした標準体重」では身長が大きい人は、標準結果としては軽過ぎる結果が出ていることになるので注意してください。

以上の問題点などから、私はBMIは、そのまま鵜呑みにしたり、重要視し過ぎてはいけないものであると考えています。

しかし、「今まで肥満度を意識したことがないので、全く基準がわからないという人」や、「身長を考慮せず、体重だけを基準にして、太っている、痩せていると思い込んでいた人」にとっては、それなりの目安になるので、BMIが健康を見直すきっかけになればと思います。