筋トレグリップ講座2 グリップの向き
「筋トレで使うグリップの向き」には、
- オーバーグリップ(順手)
- アンダーグリップ(逆手)
- オルタネイトグリップ(左右逆向き)
の三つがあります。
同じような動作の筋トレ種目でも、グリップの向きによってかなり違う筋肉に負荷がかかったり、扱える負荷が変わります。
オーバーグリップ
オーバーグリップは順手、つまり普通の向きに握ります。
もう少し説明を加えますと、肩より腕を降ろした状態で、バーを持った時に、手の甲が前方を向く持ち方です。
多くの筋トレ種目は基本的にこのグリップを用います。
軽く脇が開いてリラックスした状態なので、腕以外のターゲットの筋肉にも集中しやすいです。
オーバーグリップを使う筋トレメニュー例
アンダーグリップ
アンダーグリップは、手の平側が前や上に向くように、逆手に握ります。
チンニング(懸垂)やベントオーバーローイングなどの種目は、アンダーグリップで行うと、上腕二頭筋の筋力の参加率が高くなります。
筋肥大を目的とした広背筋種目では、アンダーグリップよりもオーバーグリップが基本です。
しかし、オーバーグリップとはまた違った刺激を与えたり、オーバーグリップでは効かせにくい部位を効かせられるたりするので、
好んで広背筋種目にアンダーグリップを取り入れる人もいます。
またアームカール系の種目はアンダーグリップが通常の持ち方になります。
アンダーグリップを使う筋トレメニュー例
オルタネイトグリップ
オルタネイトグリップは、左右で握る方向を変えたグリップです。
例えば、右手がオーバーグリップなら左手はアンダーグリップとなります。
基本的に腕の屈伸がないバーベルデッドリフトなどにしか使いませんが、オルタネイトグリップは強力に握力をサポートしてくれます。
デッドリフトは使用重量が非常に高くなる“超高重量の筋トレ種目”なので素手で行う場合は、ほぼこのグリップです。
また、リストストラップ(リフティングストラップ)などのサポートを使った場合でも特にMAX付近で行う時はこのグリップでやることが多いです。
オルタネイトグリップを使う筋トレメニュー例
リバースグリップ
通常のオーバーグリップと逆の持ち方をするのでアンダーグリップをリバースグリップという事もあります。
また、オルタネイトグリップは左右の手を逆にして持つので、こちらもリバースグリップということがあるようです。