腹筋が割れる仕組みとは?腹筋の構造について知ろう

腹筋が割れている人はなぜ割れているのでしょうか?

腹筋の構造を知ることによって、割れた腹筋の正体がわかります。

腹筋は最初から誰でも割れている?

腹筋には腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋があります。

上記の腹筋の解剖図をご覧になれば腹筋の構造がよくわかるかと思いますが、厳密に言えば、腹筋が割れていない人はいません

割れて見えない人は、ただ腹筋が皮下脂肪に埋もれているだけです。

逆に言えば、腹筋の上にのった皮下脂肪を限りなく減らせば誰でも割れているのを確認できます。

「割れている腹筋が目で確認できる状態」を、一般的に「腹筋が割れている」と表現しているわけですね。

割れた腹筋の正体というのは、皮下脂肪の少ないお腹ということになります。

もちろん、腹筋が発達している方が形がくっきり見えやすいのは確かですが、腹筋が割れている人は、例外なく体脂肪率が低いです。

このことを知らないでいると、お腹の皮下脂肪を落とさずに、腹筋を一生懸命鍛えることのみで割ろうとしてしまいます。

分厚い皮下脂肪があっては、いくら鍛えても腹筋は絶対に割れません。

腹筋は誰でも割れているという話と矛盾するようですが、つまり、割れた腹筋が目視できないというわけです。

腹筋は2本の筋肉である

腹筋が割れているからといって、割れている数の分、腹筋があるわけでも、数が増えたり減ったりするわけでもありません。
一般的に、腹筋と呼ばれている部分は腹直筋というのが正式名称なのですが、この腹直筋は実際には2本だけです。

ではなぜ、その二本しかない腹直筋が4つや6つに割れているのか?

それは、腹直筋に腱画というものが横向きに押し付けられる事によって腹筋が割れているからです。

この腱画の本数には個人差があり、人によって3本だったり4本だったりするそうです。なので、6つどころか8つに割れている人もいますね。

また、腱画の入り方にも個人差があり、割れ方にも影響するので、同じように腹筋の厚みがあり、お腹の皮下脂肪が少なくても、はっきり割れる人と割れない人、多少の個人差があります。

しかし、腹筋が発達していて皮下脂肪が薄いのに全然割れないということはないので諦めずに頑張りましょう。

シックスパックを手にいれるには?

シックスパックとは、6つに割れ、発達してるたくましい腹筋のこと。人によっては8つの場合もあるのでエイトパックともいうのかもしれません。どちらにしても、厚みがありボコボコに割れたたくましい腹筋に憧れる男性は多いと思います。

「腹筋は最初から割れていて、お腹の皮下脂肪さえ落とせば割れているのが表面から見える」という結論ですが、どうせなら、厚みのあるボコボコとしたブロックのような腹筋にしたいですよね?

また、腱画の締め付けが弱い人は腹筋があまり発達してない状態だと、かなり脂肪を落とす必要があります。
しかし、一時的には割ることができても、ずっと「限界まで脂肪を落とした状態」をキープするのは無理ですし、筋肉もどんどん減少していき悪循環です。

たとえ腹筋が割れた状態が保てたとしても、それでは全身の筋肉が落ち、メリハリのないガリガリの体になってしまい不健康です。

つまり、腹筋を発達させることによって、ある程度皮下脂肪が乗ってても割れているくらいの状態にする必要があります。

そこで、次回は、腹筋を発達させ、かつ脂肪を減らすためにはどのような食事をとればよいのか?についてやっていきます。