プロテインの選び方

プロテインには原料によって吸収速度が違ったり、商品によってタンパク質の含有率、アミノ酸スコアなどが違います。プロテインを飲む目的に合わせて選びましょう。

プロテインを飲む目的やタイミングから種類を選ぼう

まず、プロテインの飲み方+αプロテインの種類を読んで、自分がプロテインを飲む目的やタイミングに最適なプロテインの種類を選びましょう。

筋トレの直後かどうかで、プロテインに求められる吸収速度が変わってきますが、私としては、ホエイプロテインと食物繊維のサプリメントを組み合わせて調節することをおすすめします。

ホエイプロテインと食物繊維があれば、色々な目的に対応できます。ホエイプロテインは溶けやすくて風味も多いです。今では最も主要なプロテインなので、高品質の割りに低価格で様々な製品が販売されています。

タンパク質含有率をチェックしよう

プロテインのタンパク質の含有率をチェックしてください。何%という表示は普通ありませんが、成分表を見て計算すればわかると思います。

プロテインは必要なタンパク質を確保するために飲むわけですから、タンパク質量があまりにも少ない場合、無駄が多くなってしまいます。

なるべく安く済ませたい場合、価格だけで比べるのではなく、ある程度はタンパク質の含有率から、タンパク質が量に対してお得な値段かを考慮しなければなりません。

ダイエット目的の女性であっても、タンパク質を摂ることが1番の目的ですから、比較的含有率が高いアスリート向けのプロテインを選ぶ事をおすすめします。ダイエット向けに販売されてるものを選ぶより、品質もよく安上がりに済むでしょう。(アスリート用サプリメントはお得?参照)

ただ、タンパク質含有率が少しの差であれば、プロテインの効果を上げるための補助栄養素が添加されていたり、飲みやすく味を調えるための糖が含まれ少しタンパク質の含有率が下がったという程度なので、それほど気にする必要はないと思います。差が大きい時は、含有率の高い方を選ぶことをお勧めします。

〇〇プロテインなのにプロテインじゃない?

プロテインを選ぶ時に1番注意して欲しいのは"〇〇プロテイン"と名が付いてるのにも関わらず、プロテインとはいえないほど含有率の低いものがあるということです。

正しくはウェイトゲイナー(増量サプリメント)と呼ばれる大量の炭水化物と少量の脂肪が含まれるタイプのもので、確かに筋肉をつけるには炭水化物や脂肪もある程度必要ですが、「炭水化物は通常の食事や別で吸収し、なかなか摂りづらいタンパク質だけをプロテインで補助したい」という多くの人にとっては、かなり紛らわしいものとなってしまいます。

しかも、炭水化物が多くてタンパク質が少ない分、同じ容量でも通常のプロテインより比較的安いので、買ってしまう確率がかなり高いと思います。

実際は炭水化物や必須脂肪酸などは別で用意した方が安上がりな事が多いので、わかって買うなら良いのですが、間違って選んでしまわないように注意しなければなりません。成分表は必ず見ましょう。

日本では栄養素や体に関する正しい知識を知る機会が非常に少なく、サプリメントとしては最も重要であるはずのプロテインがサプリメントユーザーに浸透していません。

このため「プロテイン=タンパク質」ではなく「プロテイン=筋肉をつける薬」という間違ったイメージが一般的にあるので、筋肉をつけるという目的のサプリメントには一般的なイメージに合わせてとにかく"プロテイン"という名前を付けてしまう傾向にあります。

ウェイトゲイナーは増量用プロテインともいえますが、実際プロテイン(タンパク質)そのものではありません。わかってて購入するのは良いのですが、間違って選んでしまわないようにタンパク質含有率は必ずチェックしましょう。

ウェイトゲイナーはもちろん効率よく筋肉をつけるためでもあるのですが、ウェイトゲイナーはそもそも簡単にカロリーを多くとるためのものなので、特に減量中や、ダイエットの栄養バランスの調整に取り入れる人は注意が必要です。

プロテインのフレイバー(味)

プロテインのフレイバー(味)には様々な風味が出ていますが、肉体改造に命をかけている人であればどんな味でもプロテインを飲めるかもしれません。

しかし、ごく一般的な、肉体改造が続けられるか微妙なラインの人たちは、プロテインが毎日美味しく飲み続けられるかで、筋トレやダイエットが継続できるかが大きく左右されるとも考えられます。

肉体改造には運動よりも食事管理が重要なくらいですから、その食事管理を効果的にサポートするために、愛用するプロテインはなるべく無難な味を選ぶのが賢明だと思います。

今まで飲んだ中での個人的な意見としては「ホエイプロテインのチョコ風味」はどれも比較的飲みやすくハズレがないということです。飽きにくい味でもあります。次は「ホエイのバナナ風味」です。バニラ風味はいまいちなものが多かったです。

好みはそれぞれなので飲んでみないとわからない部分はあります。心配な方は小さいパックのものから試飲してみましょう。

水を多目で溶かす方が溶けやすいのは当たり前なんですが、水は少なめで飲む方が味的の飲みやすくておすすめです。

プロテインの溶けやすさ

プロテインの溶けやすさについては買ってみないとわからない部分ではありますが、最近市販されているプロテインのほとんどのものは、溶けやすいように処理されています。

プロテインシェイカーを使う事を前提とした話ですが、中でもホエイプロテインはかなり溶けやすいです。

プロテインの容量と割安度

大抵のものは同じ量なら、少量でいくつも買うより、大容量でまとめて買った方がお得ですよね。もちろんプロテインも例外ではありません。

プロテインは少量パックと大容量パックを同じ量に換算した時の価格差が大きくなる方だと思います。

例えば、グリコ パワープロダクション マックスロード ホエイプロテイン チョコ味 3.5kgの場合、3.5kgパックだと 8,510円です。(値段が変動している場合もあります)

1kgパックのグリコ パワープロダクション マックスロード ホエイプロテイン チョコレート味 1.0kgの値段は3,831円で、gあたり3.831円。

これを3.5kg分の値段に換算すると、 3.831 × 3500 = 13408.5円。

つまり、13408.5 - 8510 = 4898.5円で、約5000円も差額があるわけです。

何万もする商品ならともかく、3.5kgパックなら8,510円、しかも1~数ヶ月でなくなる量で約5000円という差額です。

Amazonなら、小さい方でも買う度に送料がかかることはありませんが、「必要性が高く摂取目安量の多いタンパク質を補う」という目的で飲むプロテインのように継続的に購入するサプリメントでこの差額は無視できないのではないでしょうか。

未体験の味の事を考えるとなかなか大容量には手が出せませんが、プロテインを飲み続けていたら知らずのうちに大損していたなんて事にはならないようにしましょう。

このページのまとめ

  • プロテインのコストパフォーマンスは、価格だけでなく、タンパク質の含有率も考慮して選ぶ。
  • 商品名にプロテインと入っていても、タンパク質含有率が極端に低いものもあるので注意して選ぶ。
  • プロテインは継続的に飲むものなので、味や溶けやすさなども考慮して選ぶ。
  • プロテインは容量が多い方がかなりコストパフォーマンスに優れている。