長く使えるダンベルの選び方

ダンベルは慎重に選ぼう!

これから自宅で筋トレを始めるというあなたが、この先上手くいくかどうかは『ダンベル選び』 で決まるといっても過言ではないでしょう。

長く使えるダンベルを選ばなくては、筋トレも長続きしにくくなります。

今回は、大切な第一歩となるダンベルの選び方について、いくつかポイントを挙げていきたいと思います。

ダンベル選びのポイント

重量設定ができるダンベルを選ぶ

これについては、前回の記事「ホームジムには重量設定ができるダンベルを選ぼう」でやりましたね。

軽く要点をまとめると、スペース、筋肉が発達するしくみや、ダンベル種目の特性、費用面などから考えて、
ホームジムでは固定ダンベルではなく、重量設定ができるダンベルを選ぶのが無難ということになります。

せっかく買ったのに「重量が足らなくなったからもう使わない」では勿体無いですよね。

あらかじめ重量が調節できて、筋力アップしても長く使い続けられるダンベルを選びましょう。

2つ1組のダンベルセットを選ぶ

基本的にはダンベルを2つ持って行う種目がほとんどです。

ダンベルベンチプレスのように、片手ではバランスが崩れ、非常に危険となってしまう種目もあります。

なので、ダンベルが2つセッティングできるようになっているダンベルセットを選びましょう。単品で揃えるより割安な場合が多いはずです。

また、1個と2個どちらでも選べる種目でも、1個で行うといちいち時間がかかったり、反動を使い過ぎてしまったりという問題もあります。

ダンベルシャフト(バー)の太さとプレート穴の規格に注意

高重量までセッティングできるタイプの家庭用のダンベルシャフトは、太さ約28mm、プレートの穴約29mmである程度統一されています。 (購入される前に、各店舗の商品仕様をご確認ください)

しかし、ホームセンターなどでよく売っている重量設定ができるダンベルの中には、この規格から外れているものも結構あります。

こういう規格サイズから外れているタイプのものは、他のメーカーとの互換性がない上に追加プレートも手に入らない事が多いので後々困ってしまいます。

それに、シャフトの持ち手の部分がやけに細くて握りにくかったりもします。

私自身も最初はホームセンターのスポーツ用品コーナーでダンベルを買ったのですが、上のような問題があり、レベルアップしてきた時には通販での再購入しか選択肢がない、という経験をしました。

たとえ、シャフトが余るのを前提で、ダンベルごと購入しても、2.5kgプレートまでしかなく、シャフトの長さが足りなくなってしまうのがわかっていたので、それまで使っていたダンベルにプレートを追加するのはもう諦めました。

同じダンベルセットを使い続けてこそのコストパフォーマンスだったのに・・・。

最初に買った時の重さの範囲内では重量が変えられるものの、別売りのプレートを更に追加して重くすることは前提になっていないダンベルだった、ということですね。

このように、重量アップに向いているダンベルは、ホームセンターや大型スーパーのスポーツ用品コーナーなどには置いてない事が多いので、通販を利用した方が良いかもしれません。

1番確実なのが、同じ種類のプレートが、単品でも販売されているダンベルセットを選ぶことです。

ダンベルはスクリュー式のシャフトとカラーが安全

シャフトは軸のことで、カラーはプレートをシャフトに固定する留め金のことです。

シャフトとカラーの種類には、スクリュー式とレンチ式あります。

レンチ式は、カラーについているネジを回すと、シャフトまで到達して固定する仕組みになっています。バーベルシャフトは通常レンチ式を採用しています。

スクリュー式は、シャフトそのものがネジ状になっており、カラーを回すと段々内側に移動し、プレートを押さえ込んで固定する仕組みです。

レンチ式の利点は、プレートの着脱が速いこと
ですが、ダンベルの場合、バーベルと違って頻繁に傾けるので、レンチ式の場合、少し緩んだだけで足元にプレートが落ちてくるという事故が起きる可能性があります。

なので、カラーが緩んでもすぐには落ちない、安全性を重視したスクリュー式のダンベルシャフトがおすすめです。

レンチ式とスクリュー式の画像

スクリュー式ダンベルをより安全に使うには?

スクリュー式は、カラーを限界まで締めたあと、カラーが密着している一番外側のプレートを同じ方向に少し回すと、カラーも一緒に更に回るため、固定力が増します。

最後に

急に、「筋トレをはじめよう!」と思い立って近所のお店のスポーツ用品コーナーなんかで微妙なダンベルを買っちゃうことってよくあると思うんです。しかも片手分だけ。というか、さっきも言いましたが、私がそうでした。

重量増やせないのは本当に困ります。見本を持ち上げたりしてみると結構重くて、「これなら十分か。」って思ってしまいがちですが、主要なトレーニングで持ち上げられる重さと、腕力だけで持ち上げる重さは、かなり差があるので、手で持った感覚で選ぶと後悔します。

3ページにわたって、ダンベルについてやりましたが、これで完結です。

上手にダンベルを選んで、快適なホームジムを続けてもらえたら私としても嬉しいです。

さて、次回はダンベルの女房役ともいえるフラットベンチについて紹介したいと思います。