便利なパワーラック
パワーラックは、これまでに揃えたバーベル、トレーニングベンチと組み合わせて本格的なホームジム環境を作ることができます。
なぜなら、パワーラックは筋力アップ、筋肥大に効果的な高重量バーベルトレーニングを安全、快適に省スペースで行うことができるからです。
パワーラックを中心にバーベル、ベンチを揃えれば、自宅でも全身を本格的に鍛えることができます。
シンプルだけど多機能
パワーラックの形状は、フレームを箱型に組んだだけのシンプルな構造ですが、その分とても頑丈で、バーベルスクワット、ベントローイング、スタンディングバーベルショルダープレス、懸垂などが、高重量でも安全にできます。
上記の種目は一見バーベルだけでも出来そうですが、十分な負荷でやろうと思うと、スタートポジションに持っていくことができません。また、プレートをセッティングするのもバーベルを降ろすのも、十分な負荷を扱った場合、かなり難しいでしょう。
そのため、バーベルトレーニングにはラックが必要であり、パワーラックは様々な種目に対応できるラックなのでおすすめです。
また、ベンチと組み合わせることによってバーベルベンチプレス、インクラインプレス、シーテッドバーベルショルダープレスなどトレーニング種目の幅が広がります。
費用節約、省スペース
パワーラックやバーベルを使った筋トレは場所をとりますが、それぞれの種目ごとに専用のラックやマシンなどの器具を揃えるのに比べれば断然省スペースです。
また、パワーラックは種目ごとに器具を揃えるよりも、予算がずっと少なく済み、安定性、安全性、耐久性もかなり高いです。
上でも紹介したように懸垂も出来ますが、グラつきがなく同じ価格帯の懸垂スタンドよりも優れた懸垂スタンドと言っても良いかもしれません。
これならあまりスペースに余裕のない自宅でもトレーニング設備を整えることができます。
バーベルトレーニングに必要なセーフティバー
しっかり筋肉を追い込むためには安全性を確保する必要があります。
パワーラックには、ベンチプレスやスクワットで限界まで行ってラックに戻せず潰れてしまう時でも支えてくれるセーフティーバーがあるので、非常に安全性が高く、集中して追い込むことができるでしょう。
セーフティースタンドなども売っていますが、パワーラックのセーフティーバーに比べると幅や安定性がないため、頼りなく感じる場合が多いです。
ジムで下手に補助をつけて行うより自宅でパワーラックを使った方がよっぽど安全だと思います。
パワーラックを選ぶコツ
パワーラックは長い間使い続けるものです。組み立て、分解もそれなりの苦労があるので、気軽に買い換えるというわけにもいきません。慎重に選びましょう。
シンプルなタイプ
純粋なパワーラックの機能があれば十分なトレーニング幅があります。
付属の機能が必ずしも邪魔だとか、無駄だとかいうわけではありませんが、なるべくシンプルなものを選んだ方がトレーニング時、セッティング時の事を考えると無難だと思います。
サイズに注意
当然ですが、高過ぎて天井につっかえてしまう場合、パワーラックは置けません。あまりにギリギリ過ぎても組み立て時に困るでしょう。
そして、最も注意すべきことは、パワーラックの横幅です。
ベンチプレスがまともな手幅で出来そうもない横幅のパワーラックもごく稀にあるので注意しましょう。
セーフティーバーのタイプ
パワーラックには貫通式とピン式の2つのタイプがあります。
一般的には貫通式の方が耐久力があり、調節も楽とされているので貫通式の方がどちらかというとお勧めです。
ピン式の場合は低価格帯のものだと、セーフティバーに落とすごとにピンが歪みやすいせいか滑りが悪くなるという話をよく聞きます。
残念ながらピン式は試したことがないのですが、貫通式の方は実際使ってみてセーフティーバーの調節がかなりスムーズでした。
ただし、バー全部を引っこ抜く必要がある貫通式よりも、ピン式の方が正面の余白スペースはとらないので、スペース的な問題がある場合はピン式の方が良い事もあるかもしれません。
状況や好みに合わせて選んでください。