フラットインクラインベンチで筋肉をバランスよく鍛える

フラットベンチとインクラインベンチ

フラットインクラインベンチはベンチの角度を調節してフラットベンチとインクラインベンチ両方の役割ができます。

ここでは、このフラットインクラインベンチのメリットや選び方について説明しています。

インクラインベンチとは

フラットベンチについてはフラットベンチがあってこそのダンベルで説明しているので、今回はまず、インクラインベンチについて説明したいと思います。

インクラインベンチとは傾斜のついたベンチのことです。角度をつけることで、フラットベンチとはまた違った部位を刺激することができます。

インクラインベンチの使用例:ダンベルインクラインベンチプレスとインクラインカール

インクラインベンチで行う事により、胸の上部を集中的にトレーニングすることができます。

フラットベンチで正しいフォームのダンベルベンチプレスを行うと、大胸筋の中部~下部の方に負荷が強くかかるので、インクラインダンベルベンチプレスを行うことでバランスを整えることができます。

また、インクラインカールでは上腕二頭筋の長頭に負荷を与えることで力こぶのボリュームを底上げします。

このように、インクラインベンチで刺激を変えられる種目があります。

特に大胸筋については、筋トレの効果が出始めた時点で上下のバランスが気になってくるので、インクラインベンチが欲しくなってくるのではないでしょうか。

フラットインクラインベンチでスペースを節約

フラットベンチ購入後、必要になったらインクラインベンチを購入しても良いのですが、ベンチが二つになってしまうので、あまり筋トレをするスペースを多くとれないという環境であれば、両方の機能を持ったフラットインクラインベンチを最初から購入することをおすすめします。

また、フラットインクラインベンチは、角度が固定されたインクラインベンチよりも、自分の好みに合わせて細かく調整できる点でも便利です。

例えば、ダンベルインクラインベンチプレスは、最初から強く角度をつけると効かせるのが難しいので、浅い角度からはじめる。フラットインクラインベンチなら、こういったこともできます。

フラットインクラインベンチを選ぶ時に注意するポイント

Simple is Best ?

「ベンチの角度が変えられる上に、レッグエクステンションや他にも色々できる・・・!」

確かに便利ですが、実際に色々なアタッチメントがついていると、ダンベルを持ってスタートポジションにつく時に邪魔になることもあります。高重量の筋トレをやる時には危険なこともあります。

また、付属品を考慮した設計のため、剛性やフラットインクラインベンチとしての機能そのものの基本性能が犠牲になっていることもあるので、出来るだけシンプルなものをおすすめします。

そもそもフラットインクラインベンチの構造がすでにフラットベンチに比べると複雑でパーツが多かったり、耐荷重量を上げるためにフレームがしっかりしていて重くなっています。これに加えてアタッチメントがついていると、ベンチのちょっとした移動などでかなり苦労するかもしれませんね。