軽い負荷の筋トレの効果

世の中では、重い負荷での筋トレより軽い負荷で筋トレする人の方が多いと思います。大抵の人は近所のスポーツ用品店やスポーツ用品コーナーなどで売っているダンベルをなんとなく買ってくるというパターンなので、軽い負荷が効果的だと思ったからというより、普通は軽いダンベルしか売ってないので必然的にそうなります。

もちろん、ジムなどで軽い負荷の方が自分の目的には効果的だと思って使っている人も多いと思います。そんなに筋肉つけたい訳ではないとか、重いの使うとすぐマッチョになっちゃうとか、代謝アップやダイエットや美容のためにやってるから重い負荷をいちいち使う意味がないと思っている人が多いので当然のことですね。遅筋は軽い負荷で鍛えられるからダイエットにいいとか、シェイプアップに効果的だという認識が浸透しているように感じます。

そもそも負荷なんていう概念はなく、とにかく回数を多くこなし、毎日鍛えまくることで筋肉がつくと考えている人も多いのではないでしょうか。筋トレをちゃんと始める前は自分もそのうちの一人でした。

軽い負荷の筋トレは効果があるのか?

しかし、しばらく続けていてもいまいち効果を実感できない。そのうち「実際のところ軽い負荷の筋トレはあらゆる肉体改造の効果があるのか?」と、疑問を感じはじめます。今回は軽い負荷での筋トレについてじっくり考えていきたいと思います。

軽い負荷の筋トレの効果があるかどうかは筋トレの目的にもよります。そしてどこからを軽い負荷とするのかにもよります。まずは、目的によってどんな負荷で鍛えることが効果的なのかを一通り見てから、軽い負荷について定義付けをしていきましょう。

負荷に関するページ

負荷についてはこちらで詳しく解説しているので、参考にしながらこのページを読んでみてください。

どれくらいが軽い負荷なのか?

筋トレはある程度ターゲットをしぼって筋肉を集中的に鍛える無酸素運動をメインとした運動です。腕も脚も全身を使って長時間使って徐々に疲労していくのが有酸素運動です。なので、筋トレにおける「軽い負荷」が妥当といえるのは無酸素運動がメインの範囲で軽い方ということになりますね。なので、ここではそれより軽ければ軽すぎる負荷ということにします。

筋トレでの目的は、一番重い負荷を扱うもので神経系の強化による筋力アップ、 次に、成長ホルモンの分泌などによるバルクアップ、シェイプアップ、美容効果など 、一番軽い負荷では筋持久力を目的としたものになります。

つまり「軽い負荷」としてふさわしいのは筋持久力目的で行うときの負荷となりますが、これは最大筋力の50%の負荷です。回数にすると、1回5秒かけるとして、 大体20回くらいでしょうか。20回くらいで限界を迎える負荷で、きっちり限界まで行うことによって筋持久力がアップしていきます。

軽い負荷(約20回が限界の負荷)は初心者におすすめです。

これくらいの負荷なら、筋持久力が強化されるだけでなく、特に大きい筋肉を鍛える種目の場合、十分成長ホルモンも分泌され、消費カロリーもそれなりに大きいので、目的さえ合っていれば、軽い負荷での筋トレも効果があるといえるでしょう。これくらいの負荷の方がコントロールしやすく、ターゲットの筋肉に効かせやすいという面もあるので、特にテクニックがまだ身に付いていない初心者にはかなりおすすめできる負荷です。

ただ、ここで定義した軽い負荷は、筋トレについてまだあまり学んでいない一般的な人たちの感覚でいうと結構重い部類の負荷に入ってしまうのではないでしょうか。

RM

限界の負荷はよく「RM」と表記されます。例えば20回が限界の負荷だったら、20RMです。20RMは誰にとっても20で限界になる負荷なので、個人の筋力や種目に合わせて重さが変わる相対的な負荷です。実際に20RMが何キロなのかは自分でやってみないとわかりませんし、コンディションや成長でも変化していきます。初心者のうちはRMの存在意義がわかりにくいかもしれませんが、知っておくと便利な筋トレ用語です。

負荷が軽すぎると効果は期待できない

それでは多くの人に使われているような、これよりもっと軽い負荷での筋トレはどうなるのか考えてみましょう。

30回くらいまでなら十分筋持久力が鍛えられ、筋疲労で最大筋力も落ちてすぐに無酸素運動となり、成長ホルモンも分泌されます。

しかし、これ以上軽い負荷の場合、これはもう効率の悪い有酸素運動になってしまいます。たくさん数をこなして、疲労して最大筋力が落ちてきて、限界近くなってからようやく無酸素運動になり、筋トレの効果が得られる訳です。時間も体力も余計に使ってしまい、セットもなかなかこなせないので結局あまり追い込めません。

それでも、有酸素運動になるならいいじゃないかという意見も出るかもしれませんが、基本的にターゲットをある程度絞って行う筋トレの種目では「有酸素運動としての効果」は低いです。

スクワットやベンチプレスなど大筋群の種目で20RM以上の負荷を扱ってこそ、短時間でもかなりのカロリーを消費が可能であり、筋量アップにより代謝アップや、更に筋トレ時の消費カロリーもアップするという筋トレのうまみもありますが、あまりに軽い負荷では何も持たずに体操したのと大差ありません。もちろん体操だって、体を動かしているわけですから、じっとして運動不足なよりはずっとマシです。でも自分はもっと本格的に運動してるつもりだったのに、「体操って意外とダイエット効果あるらしいよ」なんてノリでやってるのと同じ程度じゃちょっとくやしいですよね。

そもそも軽過ぎる負荷で行うとターゲットの筋肉を限界まで鍛えるには相当の時間と根気、体力が必要であり、ほとんどの人には不可能と言っていいかもしれません。それに筋分解が進んでしまうので逆効果の危険性すらあります。これでは何を目的とした筋トレにしても、実感できるほどの効果はなかなか得られないでしょう。

種目や成長に合わせて負荷を変える

筋トレを効果的に行うには、それなりに負荷が必要ですが、同じ負荷でも、種目や人によっては重かったり軽かったりします。なので、効率的に鍛えるためには、自分の筋力の成長や、行う種目に合わせて負荷を調節しなければなりません。自宅で筋トレを行う人には負荷が調節できるダンベルをおすすめします。